安須森入峰修行・駈出柴燈護摩供

7月7日、大本山高尾山薬王院法務課長佐藤秀仁師と上村公昭師を招いて先達のお勤めを願い、大願寺第一箇度安須森入峰修行会・駈出柴燈護摩供を勤修致しました。

かねてより、沖縄で入峰修行の必要性を痛感して模索をして参りましたが、ここに時期が熟し大本山高尾山薬王院の貫首さまや総本山智積院のご高配で実現できたことを感謝いたします。

浦添市から国頭村辺戸までは、車で3時間あまりの道のりですので早朝の出発となりました。車中で朝の勤行、信徒の比嘉さんから琉球開闢と安須森御嶽の解説をしていただきました。その後佐藤師から修験道について、入峰修行心得と法螺貝についての講話をしていただきました。

当日は晴天に恵まれ、気温の高い中、先達の「懴慚懺悔六根清浄」の掛け声に合わせ、険しい山ではありましたが一歩一歩頂上をめざして、20名が一糸乱れず足を運びました。登りきった山頂からの景色は絶景で遠く世論島や沖永良部島がはっきりと見える澄み切った青空でした。心地よい涼風に吹かれながらお祈りをし、法螺の講習を受けました。

下山後、辺戸の公民館で食事をし、しばし休みの間に柴燈護摩の下準備を整え、バスで海岸まで移動して、柴燈護摩の設営を信徒みんなで手分けして行いました。整い終わったところで習礼を行いました。いざ本番となり承仕の「列」の掛け声で整列し威儀を正して歩みを進め、結界の中に分け入ってそれぞれの立ち位置に身を構えました。大祇師が席につくと法螺一声、願文を私が読み上げ、いよいよ点火となり、お経を唱えるなか、大祇師の修法が始まりました。修法が終わり法螺一声で入堂と同じく威儀を正して退堂となりました。

炎天下の中で大祇師をお務めて下さった佐藤師、承仕をお努めて下さった上村師に感謝致します。

帰りは、3時間あまりのバスの中で佐藤師のご法話は修験道を志してから経験談を踏まえての心境の変化のお話、引き続き上村師の四国歩き遍路のご法話に引き込まれ、時間が経つのを忘れあっという間にお寺に帰り着きました。

すべての行が何事も起こらず無魔成就したことを感謝いたします。

お寺でご両師に感謝を込めてささやかな懇親会を持ちましたが、忘れられない時間となりました。都会の伝統ある大きなお寺と月とスッポンほどの違いのある大願寺に両師が来て頂けること自体あり得ないことなのに、なぜかご両師が涙して感激していました。

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私たちはこの修行を通じて、多くのことを学ばさせていただきました。この修行から信徒が得たものは図り知れないものがあると思います。この修行が与えてくれた様々な思いは人生に大きな転機を与えることになることは間違いありません。

これを機に大本山高尾山薬王院さまとの御縁が長く続けられることを祈念いたします。

最後に改めまして、今回大本山高尾山薬王院からお二人を派遣してくださいました大山隆玄貫首さまのご高配に心より感謝申し上げます。

                                   合掌

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