信徒の息子T君は、自分で作った観音さまに供物を供えて、いとこのお兄さんの大学受験合格とお姉さんの病気の回復を願ってお祈りをしたそうです。
T君は小学校3年生ですが、小学校に入らない時から、仏さまと向かい合う姿勢には大人を唸らすものがありました。
T君は誰に言われたわけでもなく、自分の意思でいとこのお兄さん、お姉さんを案じてお祈りをしたということです。これを聞いて私は大変感銘を受けました。
観音さまは自分で作った観音さまです。お父さんが陶芸家なので、窯で焼いてもらい、持仏としておまつりしているそうです。
人さまのことを考えて祈ることは、大人でもなかなかできるものではありません。小学校3年生の子どもが人のことを祈るということはすごいことです。
生まれながらに仏心を持ち合わせしているのでしょう。