④教訓子孫

子供によい教育をほどこし、立派な人間に成長してほしいと願うのは、どこの親でも同じだと思う。
ただ、学歴遍重で知識だけを詰め込む勉強だけをさせていたのでは、何の価値もない。教育でもっとも大切なのは、良い人格をきづく教育ではなかろうか。

高学歴の持ち主で、エリートと言われていても、不祥事を起こすような軽薄な人柄では、社会から脱落して身を滅ばしてしまう。

礼節をわきまえ、思いやりにたけ、陰日向なく精進し、身も心も言葉も清らかな生活ができる人は、社会から認められ、その人の家系は栄えるに違いない。

「子孫を教育せよ」とは、学問も大切だが、人間としての心の在り方、生き方、考え方、礼儀の基本をしっかり幼児から身につけさす教育を施すことが大切ですよ、と言う事ではないだろうか。

学校だけではなく、家庭での躾も大切だし、親も自ら姿勢を正さなければならないことも多いに違いない。