①孝順父母(ふぼに こうじゅんなれ)

私たちは、お父さん、お母さんから生を受けて生かされています。
命が発すると十月十日母親の腹で育ちます。その間、母親は風邪などひかないように気をつけて、無事に子供を産めるように母体を大切にして生活をします。
臨月を迎え、やがて無事出産すると、それはそれは嬉しいものです。お父さん、お母さんの分身が産まれたわけですから、今度はすくすく育つように、大事に大事に育てます。熱を出せば夜中でも病院に連れていき、夜泣きすれば、眼をこすりながらも泣き止むまであやします。学校に通うようになれば、事故にあわないかを心配し、悪い友達ができやしないか、学業は大丈夫か、進学は、仕事は、結婚は、家庭はうまくいっているか、などとと常に我が子の心配をしてくれます。
海のような深い愛情で我が子を思う父母に感謝して孝行するのは子供の務めではないでしょうか。父母の恩に報いるには、心配をかけないように、一人前の大人になり、自立することです。親が老いれば、今度は親の側にいて温かく見守り、安らぎを与えましょう。孝行は父母が生きているときにしないと、後悔します。
沖縄の民謡「てぃんさぐの花」で歌われているように、親のいうことを守り、親の教えを大切にしなら、正しい道を歩み、自立することが大切です。父母に安心を与え、父母が与えてきた愛情に報いるようにしましょう。