平 ゆきコンサート

昨夜妻と平ゆきさんのコンサートにいきました。ゆきさんは私のふるさとの出身です。小柄な体ながらはじけるような声量の持ち主で、一度彼女の歌を聞くと魅せられて虜になってしまいます。彼女のフアンは全国にいて、北海道や東京からも追っかけが毎回コンサートに参加しています。副知事も昨夜は来ていました。

彼女は沖縄の歌「芭蕉布」を歌ってNHKのど自慢全国大会で優勝し、歌手の道に入りました。最初はシャンソンをめざしましたが後ラテン歌手に転向しました。キューバにも留学してますます歌手として磨がかかっています。

彼女のおかげでキューバのこどもたちにピアノが送られることになりました。ピアノがなくてレッスンをうけるのに困っている子供たちのことを、ある楽器会社の社長さんに言ったら、その社長さんがゆきさんの気持ちに心を打たれてプレゼントすることになったそうです。ゆきさんは国際親善にも一役かっています。

お母さんを介護しながらがんばっているゆきさんの人柄は大変すばらしいものがあります。弱者へのおもいやり、若い人への応援、生きる勇気、ふるさとへの思いと自然を守る活動がいっそう彼女を魅力的にしています。北部へドクターヘリ導入の支援も呼びかけています。

「いじゅの花」は代表的な彼女の持ち歌ですが、「なまくま」「それぞれのカチャーシー」も大好きな歌です。心にジーンとくるのは、車いすの女性の結婚を歌った「いいんですか」です。「こんなわたしでもいいんですか」とせつせつと歌います。この歌を聞くと涙が自然に出てしまいます。

80歳になっても第一線で歌い続けられる歌手でありたいと言っているゆきさん、頑張ってほしい。歌を通じて、おもいやりや、自然を愛する心、励まし、勇気を与えてください。応援します。