浦添市のまちづくりにおいて16年間活躍しているまちづくりてだこ市民会儀という団体がある。
私は平成8年に浦添城址の発掘作業に参加したのを縁に、この団体に加入した。
浦添をこよなく愛する多種多様の職業人の集まりである。ユンタク(雑談)をしながら活動を考えていくというサークル的な団体で和気藹々と楽しい会ではあったが、これでは、社会からの評価をえられないのではないかと、反省をし、人事、規則を一新して、再出発をした。その機会となったのが、昨年2月に行われた第23回地域づくり団体全国研修交流会、沖縄大会への取り組みであった。まちづくりてだこ市民会議は第10分科会を担うこととなり、浦添市と共に取り組んで大成功させた。
お陰で行政との強いパイプが築けた。これが縁で、平成18年12月から平成19年1月にかけて地域通貨「察度」の実証実験を行政と取り組み成功させた。また、男女共同参画推進委員や、景観条例制定委員、美(チュ)らまちプラン賞審査委員、モノレール誘致実行委員等に就任し、行政に信頼される活動団体に成長した。又、浦添市議会に、まちづくりの提言書を提出するなど、市議会においても一目置かれる存在である。私は事務局長として、活動しているが、さらにこの会を発展させるためにNPO法人格の取得に取り組んでいる。申請書類は7月23日に県に提出した。おそらく10月か11月前半には登記できるだろう。あわせて、汚濁のひどい牧港川の蘇生をめざして、川まつりの準備に取り組んでいる。住民を啓蒙し、行政を動かして清流を取り戻したい。
ロータリークラブにおいても率先して活動をしている。僧侶は社会において常にリーダーとなり、社会活動を通じて教化育成に努めなければならないと私は思っている。社会に出て活動することが本分である。私の体が動かなくなるまでその活動は尽きることはないだろう。