近自然工法の川づくり

私が所属しているNPO法人が企画して、去る11月1日に近自然工法の第一人者である、福留脩文先生を招いて「近自然工法の川づくり」について講演会を開催しました。沖縄には、行政と民間からなる「沖縄玉水ネットワーク」の団体があります。今回はNPO法人と共催して、1日目に講演会、2日目に現地研修会の開催となりました。

福留先生は、北海道から、沖縄まで、川つくりの現場指導を行っており、各地で川を蘇らせております。川のドクターとも言われております。沖縄でもいくつかの川で指導されておりますが、講演会を開くのは初めてです。

講演会、現場研修会にはたくさんの専門家が参加し、関心の深さを知ることができました。

現場研修となった、南城市の雄樋川は、県内でも汚濁進んでいる川の一つでしたが、先生の指導で3年前に工事を行ってから、川が蘇ってきています、瀬洲がいくつもでき、生き物が増え、川はきれいになってきています。

沖縄の川は流域が短く、水量が少なく、都心では生活排水で汚されています。私の住んでいる浦添市の中心を流れる牧港川もその一つです。昔の川を取り戻すために、活動を行っておりますが、行政、土木業者、流域住民が関心をもって、取り組めば、必ず川を蘇さすことが可能であることを先生の指導で学ぶことができました。

沖縄の川の全てが、蘇ることを願って、今後も川に清流を取り戻す活動続けたいと思います。