蝶の飛ぶお寺作り

猛烈な台風に耐えて生き延びたオオゴマダラの幼虫が蛹となって金色に輝いていたが、昨日早朝一匹が羽化した。

午前中には飛び去った。また今朝も二匹が羽化した。今日中に後二匹羽化しそうだ。オオゴマダラの食草を植えて2年、自然循環が繰り返されて優雅な蝶の舞が見られるようになった。

幼虫から成虫そして蛹、羽化、旅だちと一連の観察を通じて、生態がわかってくると、それぞれの性格もわかってくるからおもしろい。短気なもの、迷いの多いもの、冒険心の旺盛なもの、決断の早いもの、暴れん坊など実にいろいろな性格を持っている。毎日気がかりで観察していたものが、羽化すれば、知らない間に飛び去ってしまう。悲しいけど、また卵を産みに帰ってくることを祈る。循環を繰り返し、みんなを楽しませてくれ。蝶は先祖の生まれ代わりとも言われている。お盆を前に、先祖さんが挨拶に来たかも知れない