お護摩

慈悲と智慧

仏教の教えを端的に言えば、慈悲と智慧の教えと言えます。
真言密教では、不動護摩を焚きますが、生きとし生ける者をあわれんで、すべての者を救おうとする衆生済度の意味と人々の苦しみ、迷い、恐怖、罪障を取り去って安心を与えるはたらきと深い智慧を得る意味があります。行者は火生三昧に身を投じて、仏となって慈悲と智慧の実践を行うのが護摩修法です。
ご利益も衆生済度となりますが、究極の衆生済度は、涅槃に導き到ることです。