新年の挨拶

 

みなさん、明けましておめでとうございます。

平成29年度の新しい年を皆様と共にお迎え出来たことをお喜び申し上げます。

 

今日、皆様はそれぞれ年頭のご祈願をいたしました。

何事も思うことが第一歩となって夢に近づく事が出来ると思います。

私は皆様の願いが叶えられるように、ご本尊大日大聖不動明に誠心誠意お祈りいたしました。どうぞご安心下さい。

 

昨年は大願寺の活動が各方面から注目を集めた一年となりました。

又、ご本尊大日大聖不動明を開眼して20周年を迎え、記念事業として師僧のお寺照光寺と修験でお世話になっている高尾山にも団参いたしました。

一重に、信徒の皆様のご支援とご協力のお陰でここまでこれたことを感謝いたします。誠にありがとうございました。

 

今年は、大願寺が真言宗智山派のお寺として認証されて、2月10日で満20年となります。大人の仲間入りですので、これまで以上に責任を感じて仏道の精進に努めなければならないと思っています。

 

さて、昨今は通信網の発達によって誰にでも多量の情報が安易に手に入り易い世の中になりました。過度の情報に惑われて常識を逸脱した行動を起こす人や、自己中心の事件や犯罪が増えています。又、人工知能の発達が著しく、人間の仕事がロボットにとって代わる時代になると思われます。そうなると人間がロボットに翻弄されるともかぎりません。

 

人が人を信用できない混沌とした世の中になりそうですが、人と人の心が通い、人が真に信頼出来る世の中にしなければ安心して生活ができなくなります。

私たちは、仏さまの教えを守り、正しい生活や正しいものの考え方を身につけて、道を誤まらず、心の通う思いやりのある安心して暮らせる社会を築きましょう。

 

世界的に見れば、各地で紛争が起こっておりますが、新年を迎えても一向に収まる気配がありません。

憎しみをもって憎しみを超えることはできん。

どこかで負の連鎖を止めることが必要です。一度立ち止まって、頭を冷静にして、それぞれの立場や違いを認め、助け合い、許し合い、尊敬し合うことが必要なのではないでしょうか。

世界のリーダーたる人たちは人類の平和を真摯に考えて頂きたいと願うばかりです。

佛さまは、私達をいつもやさしく見守っています。

苦しい時、悲しい時、悩みがある時は、仏さまに祈りましょう。必ずあなたの力となるでしょう。

 

この年が皆様に幸多き年となりますように祈念いたします。