曼荼羅に学ぶ

新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしく、お願いいたします。

 

 さて、昨年は大きな震災と原発事故でに日本国民にとどまらず、世界に衝撃を与えました。

この震災を通じて、忘れかけていた大切なものを思い出すことが出来ました。

 

人の絆です。

 

お互いが手を差し伸べ合う大切さを教えてくれました。

家族の大切さを教えてくれました。

命の大切さを教えてくれました。

生きるということの大切さを教えてくれました。

そして、安全というものに対しての見方を考えさせられました。

 

これらの学びを生かして、平和で安心して暮らせる国づくりが望まれます。

私たち僧侶も何ができるか、何をすべきか自問自答しなければなりません。

 

だんだんと少子化、高齢化が進む社会の中で、お寺の果たすべきことは何だろうか。

一人暮らしが増えていく中で、支えを失った人たちをどうすれば支えていくことができるのだろうか。

国や、自治体に頼りぱなしでよいのだろうか。

 

僧侶のやるべきこと、お寺がやるべきこと、沢山あるような気がします。

 

曼荼羅にはお互いが支えあって存在する世界が描かれています。

すべての生きとし生けるものが相互に供養しあう、具足円満な世界です。

私たちが求めている回答は曼荼羅の中に発見できそうですね。

 

平成24年度は、「曼荼羅に学ぶ」をテーマに寺院運営をして行きたいと思います。

今年も共に学んでみ佛の教えを実践していきましょう。

多くの宗教体験を積んで、菩提心を堅固にしましょう。