社会教育

 第51回沖縄県社会教育研究大会において、私がボランティア活動しているNPOまちづくりてだこ市民会議が表彰されました。

昨年1年間で行った事業は、6月に川まつり~牧港川に清流を取り戻そう~、9月に、自然体験フェスティバル、11月に、近自然工法の川づくりの講演会・現地研修会、12月に当山小学校6年生160名の環境学習支援として川の学校の開催等を行ってきました。来る2月には、桜の植樹を計画しています。

その他、浦添市のさまざまな審議機関に関わってまちづくりの活動をしています。

それらが認められて今回の表彰となりました。

教育には、学校教育、家庭教育、社会教育があります。教育ですから、教え育むの字の通り、その人を育てることです。学校では、法律に基づいて画一的な教育が行われます。家庭においては、個々の家庭での教育があります。社会では、家庭や、学校ではできない教育があります。全く仕組みが違うわけですが、基本は一つです、教え育むことです。

教育の成果はすぐ出るものではありませんが、その人の人生が心身ともにより豊になることを教える側が願って学ぶ側に教え、育成していくことにあります。それが知識であったり、哲学であったり、観察力であったり、感受性であったり、情緒であったり、思いやりであったり、忍耐であったり、好奇心であったり、体力であったり、技術であったり、生きていく上で必要な要素を教え、能力を引き出していきます。

教育の成果は、早く現れるものや、遅く現れるものもあります。ある言葉が転機となる場合や、ある経験が転機となって人生が変わる場合があります。

教育は言わば、種まきと手入れです。愛情を込めて苗を育てるのと同じです。情熱と思いやりが必要です。どう育っていくかは本人の受け止め方によっても変わってきます。

本人がよい人生が送れるように、人格の形成につとめる情熱が教える側に求められます。

決して知識の受け渡しが教育ではないのです。このところを勘違いしている人が増えています。また、教育を学校教育に限って考えている人も増えています。

家庭教育や社会教育は別の形での教育であり、大変重要です。

私たちの活動団体、NPOまちづくりてだこ市民会議学校では、青少年や社会人の育成を環境教育や歴史教育を通じて行っています。住み良いまちをつくるために、人と人が繋がるコミュニティ豊かなまちづくりを目指しています。

お寺も社会教育の場ですので、教化育成を第一としています。